コンセプトカーと同じく、キドニーグリルは新世代デザインに?
「BMW4シリーズ」の4ドアモデル、「4シリーズ・グランクーペ」の最新プロトタイプがカメラに捉えられた。グランクーペのテスト車両自体は以前にもキャリアカーで輸送中のものが確認されているが、今回はミュンヘン市街地で走行中のところをキャッチしている。
次期4シリーズ・グランクーペは同じプラットフォームの「CLAR」に基づくピュアEV、「i4」に通じる外観を採用している。最大の違いはエンジン冷却を必要としないi4が閉鎖されたグリルを持つのに対し、4シリーズ・グランクーペでは通常の穴あきグリルとなる点だ。今回のテスト車では、そのほかに生産型ヘッドライトやテールライトを装備。ハーフカップ型のデイタイムランニングライトの形状も確認できた。
だが、外観で注目すべきは新世代キドニーグリルだろう。BMWは、フランクフルトショーで新型4シリーズを示唆する「コンセプト4」を発表。そのバンパー下部まで伸びる巨大なグリルが話題を呼んでいるが、それが市販型でも採用されるのか? あいにくテスト車では入念な偽装により確認できなかったが、従来よりも巨大化していることは間違いなさそうだ。
エンジンは、1.5L直列3気筒ターボや258psを発揮する新開発の2L直列4気筒ガソリンターボ、2L直列4気筒ディーゼルターボに加え最高出力388ps、最大トルク500Nmを発揮する3L直列6気筒ターボの搭載が予想される。また、新たなバリエーションとしてプラグインハイブリッドや「Ⅿ4グランクーペ」が登場する可能性も高い。後者は最新の3L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は500ps以上。最大トルク598Nmを発揮するという。