ふたつのトリムレベルも新設定
マセラティは同社のフラッグシップサルーンであるクアトロポルテにマイナーチェンジを実施。6月13日、イタリア本国で発表した。
新型は前後のバンパーやグリルシャッターの一新などにより、エアロダイナミクス性能が従来型より10%向上。またApple CarPlayに対応する新しいインフォテイメントシステムや、緊急自動ブレーキ、車線逸脱警告システムをはじめとする高水準の安全運転支援システムなどが新たに搭載された。
さらに新型では「グランルッソ」と「グランスポーツ」というふたつのトリムレベルで異なった世界観を表現している。グランルッソは高級感と快適性がよりいっそう高いレベルに仕立てられているのが特徴。バンパーがクローム仕上げとなるほか、20インチサイズの“Mercurio”ホイールを採用し、ブレーキキャリパーはブラック塗装となる。キャビンはエルメネジルドゼニアで仕立てられる。
一方グランスポーツは、スポーティなキャラクターを強調したアグレッシブなイメージを放つ。フロントバンパーの形状はグランルッソ仕様がエレガントな雰囲気であるのに対して、グランスポーツ仕様はレーシーなデザインとなるほか、21インチホイールやレッドペイントされたブレーキキャリパーを採用する。なお、いずれのトリムも従来のパワートレイン、すなわち3.0リッターV6ターボディーゼル、3.0リッターV6ツインターボ、3.8リッターV8ツインターボから選択することが可能になっている。