2020年1月のデトロイトで“親子”同時にデビュー?
フォードが現在開発しているとみられる、新型クロスオーバーSUVのプロトタイプをカメラがキャッチした。かねてから噂のあったこの新型SUVは、同社の「エスケープ」とプラットフォームを共有。その車名として「アドベンチャー」や「ブロンコ・スポーツ」が有力候補として挙げられているという。
「ブロンコ」は1966年に初代が誕生。その後、1996年には生産終了となっているがフォードにとっては由緒ある名前だ。実際、2017年のデトロイト・ショーでは2020年にこの名が復活することもアナウンスされている。
今回捉えられた開発車両は、一見するとボクシーなスタイリングだが中身は完全な別モノ。ルーフをはじめボンネットフード、前後バンパーなどは偽装パネルで完全にカモフラージュされており、リヤウインドーも完全なフェイクだ。唯一、市販モデルをうかがわせる部分は円形ヘッドライトの一部だけ。そこから判断すると、実車は最新のコンパクトSUVらしいフォルムが採用されているはずだ。
この開発車両では、キャビン内の撮影にも成功した。布で覆われているためディテールは不明だが、2020年型のエスケープと共有するとみられるステアリングホイールが確認できる。また、デジタルクラスターらしきメーター部分には6,500rpmのレッドラインを持つタコメーター、その下の温度表示とギアインジケーターも見えた。
搭載するパワーユニットは、フォード最新のエコブースト。エスケープから流用される最高出力180hp、最大トルク240Nmを発揮する1.5L直列3気筒ターボと最高出力250hp、最大トルク372Nmの2L直列4気筒ターボがラインアップされるようだ。そのワールドプレミアは、2020年1月のデトロイト・ショーが有力。復活するブロンコと、親子同時で公開される可能性がある。