340psの3L直6ディーゼルに11hpの48V電装システムを組み合わせる
2月11日、BMWは新世代の直列6気筒ディーゼルエンジンに48V電装システムを組み合わせたマイルドハイブリッドパワーユニットを搭載する新グレード「xDrive 40d」を「X5」と「X6」に設定したと発表した。
xDrive 40dは、340ps/700Nmを引き出す3L直列6気筒のツインターボディーゼルエンジンに、11hpを発揮する48Vスタータージェネレーターの電装システムを組み合わせるマイルドハイブリッドパワートレインを搭載する。
この3L直6ディーゼルは、窒素酸化物の排出を最適に削減するため酸化触媒コンバーターやSCRシステムを採用。欧州の排出ガス基準「ユーロ6d」に適合している。ちなみに、二酸化炭素排出量は153〜167g/kmと発表されている。
48Vの電装システムが組み合わされたことにより、発進時や加速時にさらなるダイナミクスがプラスされ、0-100km/h加速タイムは両モデルともに5.5秒をマークする。
また、この電装システムの搭載は高速クルージング時などではエンジンを完全に停止させることも可能に。効率的なパワーデリバリーを促進しているため燃費性能にも貢献しており、欧州複合モードによる燃費データは「X5 xDrive 40d」で最高16.9km/L、「X6 xDrive 40d」で最高17.2km/Lを実現している。