598㎰のハイブリッドシステムを搭載、生産開始は2022年か?
ロシアの最新ブランド、「Aurus」(アウラス)初のクロスオーバーSUV「Komandant」(コマンダント)」のプロトタイプをカメラが再び捉えた。ロシア語で「指揮官」を意味するコマンダントは、国家的威信をかけ「コーテージ」(儀式の行列)プロジェクトとして開発、プーチン大統領の次期専用車とも噂されている。
スウェーデン北部に現れたプロトタイプは、ロールス・ロイスのクロスオーバーSUVである「カリナン」を彷彿させるグリルとLEDヘッドライトが確認。一方、リヤドアについてはカリナンとは異なりフロントヒンジ構造である模様。また、現状ではテールライトやCピラー回りなどは開発途上であることがうかがえる。
今回は室内の撮影にも成功したが、インパネではベースとなる「セナート」と似た最先端のデジタルクラスター、インフォテインメントシステムなどが確認できた。おそらく、基本的なコンポーネンツはセナ―トと共有されることになるだろう。
搭載が予想されるパワートレインは、4.4L V8ガソリンエンジンをベースとしたハイブリッド。アウトプットは最高出力598ps、最大トルク880Nmで9速AT、4WDシステムと組み合わされる模様だ。そのワールドプレミアは2021年内という説が有力で、生産開始は2022年からと予想されている。