ボルボのポールスターが特別に製作したP1800の生誕60周年記念モデルか?
スウェーデンの港湾都市、イエテボリ付近で謎のクーペがキャッチされた。かなり望遠での撮影となったが、そのシルエットはボルボの伝説的クーペ、「P1800」に酷似していることがわかる。
P1800は2+2クーペスタイルで1960年に誕生、以降、改良を重ね1974年まで販売された。1960年代には、007シリーズのジェームス・ボンド役で知られるロジャー・ムーア主演のTVシリーズ「セイント」でも劇中に登場。日本でも、当時ボルボの輸入代理店であった「北欧自動車」の手により輸入され、現在でも小数ながら中古車市場で流通している。
キャッチされたプロトタイプはP1800より広いフェンダー、最新のタイヤ、ホイールパッケージを備えフロント下部もリデザイン。また、エキゾーストシステムが見当たらないことから中身はEVモデルである可能性が高い。
現地の情報によれば、この車両はP1800の生誕60周年を祝うべくボルボのパフォーマンスブランドであるポールスターが手掛けたワンオフのEVモデルのようだ。その場合、ハードウェアは「ポールスター1」や「ポールスター2」のEVテクノロジーが注入されることになる。最終的にボルボとしてデビューするか、ポールスターとしてお披露目されるかは現段階で不明。しかし、2020年から2021年にかけて話題の1台となりそうだ。