新世代の「ポルシェ911GT3」が搭載する自然吸気の4Lフラットシックスは550㎰を発揮!
992世代の「ポルシェ911」に設定される高性能モデル、「911 GT3ツーリング」のプロトタイプをカメラがキャッチした。
開発が終盤に入っているプロトタイプは、すでにカモフラージュが軽い状態。あちこちに貼られたマスキング程度の黒いテープと、リヤバンパーにダミーのプラスチックパネルを装着しているのみだった。「ツーリング」における新型「GT3」との最大の違いは、大型の固定式リヤウイングに代わり電動アクティブスポイラーを装着している点。今回の個体では、細身のスポークによる新デザインのセンターロック式アロイホイールや赤いブレーキキャリパーなども確認できた。
今回キャッチしたプロトタイプでは、助手席側にラップトップPCとおぼしきものが置かれた状態が確認できた点も興味深い。これはおそらく、市販へ向け最終的なデータ集計を行っているからだろう。
ツーリングが搭載するパワーユニットは、新型GT3と同じく4Lの自然吸気フラットシックスのアップデート版となる見込み。その最高出力は550psと、現行型「GT3RS」すら30㎰凌ぐ高性能ぶりを発揮する。組み合わせるトランスミッションは、DCTのPDKに加えて6速MTもチョイスできるようだ。そのデビュー時期は今年9月とされる新型GT3に続き、早ければ年内になる見込みという。