1970年代の競技車両をイメージした配色
BMWは、米カリフォルニア州で8月19日に開幕するペブルビーチ・コンクール・デレガンスにおいて、「BMW 2002オマージュ」のデザインスタディを披露すると発表した。
2002オマージュは、1973年に登場し、モータースポーツでも活躍した2002ターボにルーツを持つコンセプトモデル。ベース車両はBMW M2で、2002ターボの再来を想起させるスタリングが特徴。ボディ前後のスポイラーやオーバーフェンダーが独特の雰囲気を発散している。
2016年5月にイタリア・コモ湖畔で開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステにおいて初公開された2002オマージュが、カリフォルニアでふたたび公開されることになったのである。
とはいえ、ボディのカラーリングは変更されている。ボディは1970年代にモータースポーツシーンで活躍した際に2002ターボがまとっていたオレンジとブラックの2トーンに塗られた。ヘッドライトにゴールドカラーが用いられるのは、2002の生誕50周年記念にちなんだもの。これに合わせてブレーキャリパーやアルミホイールの一部も、ゴールドカラーが採用されている。
BMWのデザイン部門を統括するカリム・ハビブは、次のようなコメントを発表している。
「BMW 2002オマージュは、BMWのターボ技術がベースとなっているわれわれのエンジニアリングの偉業を祝し、デザインスタディという形で2002を再解釈したモデルです。オレンジとブラックのカラーリングは、1970年代にモータースポーツシーンで多くの勝利をもたらした時の車両を象徴しています」。