アストンの新世紀到来を告げるモデル
8月19日、アストンマーティンは米カリフォルニアのペブルビーチで開催されたクラシックカーの伝統的イベント、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスにおいて、「ヴァンキッシュ・ザガート・ヴォランテ」を発表した。
このモデルは、先に日本でもお披露目されたヴァンキッシュ・ザガート・クーペのオープンバージョン。クーペモデルと同様に99台のみが限定生産される。アストンマーティンならではの洗練性や優れたパフォーマンスに加え、名門カロッツェリア「ザガート」による特徴的なデザインが具現化されている。
クーペモデルと同様に、搭載されるのは600psに引き上げられた6.9リッターV12エンジン。0-97km/h加速は3.7秒(予測値)をマークする。
アストンマーティンのエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンは、このようにコメントしている。
「このモデルは、クーペと同様、ボディ表面の抑揚と交差を強調することによって、筋肉質なフォルムを生み出すことに成功しています。私たちは、彫刻的な造形のリアホイール・エリアを強調するため、エレガントで流れるようなシェイプを生み出すことに力を注ぎました。このヴァンキッシュ・ザガート・ヴォランテは、長期間に渡るパートナーであるザガートとのコラボレーションによる、アストンマーティン・デザインの進化の道筋を示しています。このモデルは、アストンマーティンの革新性と創造性における新世紀の到来を告げるモデルであると同時に、自動車製造プロセスにおける両ブランドの協力関係を強化するモデルでもあります」。
室内には伝統的なアストンマーティンのクラフトマンシップが息づいている。同社のスペシャリスト集団「Q」部門によって、さらなるパーソナライゼーションが施され、ヘリンボーン・カーボンファイバー、アルマイト処理されたブロンズ、ブリッジオブウィアー・レザーといった最高級素材によって、極めて豪華なインテリアを構築している。シートやドアセクション、ヘッドレストなどには、ザガートのイニシャル「Z」をモチーフとしたデザインを採用しているのも特徴だ。
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