新型「4シリーズ・グランクーペ」のデビューは最短で2020年内ながら、コロナ禍の影響で2021年初頭か?
BMWは今年、「4シリーズ」の2ドアとそのカブリオレを相次いで新型にスイッチさせているが、このほどラグジュアリーな4ドアバージョンである「4シリーズ・グランクーペ」の最新プロトタイプをキャッチ。その正式デビューが間もなくであることが判明した。
新型4シリーズ・グランクーペは、ピュアEVモデルである「i4」とプラットフォームを共有しつつ、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド、ピュアEVに対応できる「CLAR」アーキテクチャーを採用。i4と同じ組み立てラインで製造されるという。
今回のプロトタイプは、市販用の最終版と思われるLEDデイタイムランニングライトを点灯させて登場。クーペモデルらしい傾斜の強いフロントガラスや上向きにスイープするベルトライン、コンパクトなグリーンハウスが確認できる。また、プロトタイプでは擬装されているが既存の4シリーズとは異なり、ドアハンドルはi4と共有するフラッシュマウント仕様となるようだ。また、これも巧妙にカモフラージュ済みながらフロントグリルは2ドアの4シリーズと同じく縦長のキドニーグリルが採用されている。
搭載が予想されるパワーユニットは、1.5L直列3気筒ガソリンターボをベーシックとして、最高出力258psを発揮する新開発の2L直列4気筒ガソリンターボ、2L直列4気筒ディーゼルターボ。そして最高出力388ps、最大トルク500Nmを発揮する3L直列6気筒ガソリンターボがラインアップ。さらに、電動パワートレインのプラグインハイブリッドとエクスクルーシブな「Ⅿ4グランクーペ」の投入も噂されている。当然、このグランクーペのⅯモデルには2ドアと同じくハイスペックな「コンペティション」や4WD仕様が随時追加されるはずだ。この4シリーズの新たな主役、グランクーペのワールドプレミアは最短で2020年内。とはいえコロナ禍が収まらない昨今の情勢だけに、現在では2021年初頭という説が有力になっている。