「ロータス・セブン」を起源とするケータハム
エスシーアイは、親会社であるVTホールディングスが「スーパーセブン」を生産するイギリスの自動車メーカー Caterham Cars Group Limited の株式を取得し、Caterham Cars Group Limited社とその子会社2社を連結子会社したこと発表した。
エスシーアイは2009年よりスーパーセブンの日本正規輸入元となるケータハムカーズ・ジャパンとして、伝説的な英国のスポーツカーブランドであるケータハムの車両販売とアフターセールス業務を行っており、年間120台以上の自動車を販売。一方VTホールディングスは、日本全国に200以上の様々なブランドのショールームを持つ日本最大の小売業者グループの1つで、英国をはじめスペインや南アフリカにも投資を行っており、ロイヤルエンフィールド、モーガン、ロータスなどの二輪および四輪ブランドのインポーター業務も連結子会社を通じて行っている。
VTホールディングス代表の高橋一穂氏は今回の株式取得について、「VTホールディングスは、ケータハムをグループに迎え入れることを誇りに思います。 私たちは世界的に有名なパフォーマンスカーメーカーを取得しただけでなく、ケータハムの伝説を守る存在になりました。私たちは、セブンの軽量の精神を守りながら、今後の規制に対応すべく、開発にも力を入れてまいります。」と述べた。
またケータハムカーズの最高経営責任者であるGraham MacDonaldは、「高橋さんとチームは、ケータハムブランドのDNA、伝統、お客様、そして私たちの情熱を心より理解してくれています。 チームとして、新たなチャプターをスタートできることを楽しみにしております。」とコメントしている。
現在エスシーアイでは、スズキ製軽自動車のエンジンを搭載した「SEVEN160」や、フォード製シグマ1.6Lエンジン搭載の「SUPER SEVEN 1600」と「SEVEN 270」、そして同じくフォード製デュラテック2.0Lエンジン搭載の「SEVEN 480S」、それにスーパーチャージャーを追加することで、0-100km/h加速は2.8秒と超スーパースポーツ級のパフォーマンスを誇る「SEVEN 620R」をラインアップしているが、今回の子会社化でどのような展開になるのか、楽しみだ。