巨大なリアウイングがRSの証
ポルシェは「911」ラインアップを刷新、2月には「GT3」新型をワールドプレミアしたばかりだが、その最強モデルである「911GT3 RS」新型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
現行型GT3 RSは、4.0L水平対向6気筒エンジンを搭載、最高出力520psを発揮、「公道のレーシングカー」の異名を持つハードコアモデルだ。
キャッチした最新のプロトタイプは、リヤにガルガンチュア(巨大・途方もない)ウィングを装備している。ただし、ナンバープレートをつけているため、公道テストしていることがわかる。
プロトタイプはかなり偽装が厳重でディテールは不明だ。後部はカモフラージュがないようにみえるが、よく見るとバンパーにボディカラーの迷彩が確認できるほか、ウィングのエンドプレートもダミーだ。サイドには991.2「GT3 RS」のベント付きフロントフェンダーが隠されており、サスペンションのセットアップは最小限の最低地上高を示している。
覆われたボンネットの膨らみは、おそらく一対のエアインテークを隠しており、市販型では、アグレッシブな空力パッケージを装備することが予想されほか、チャンキーなブレーキと剛性の高いシャーシセットアップが搭載される。
その心臓部には、4.0L水平対向6気筒エンジンを搭載、GT3 RSでは、最高出力550psから580psと予想され、トランスミッションは現行モデルと同様にPDKデュアルクラッチとなるだろう。
GT3 RS新型のデビューだが、ベースのGT3がまだデリバリー完了しておらず、最速でも2022年初頭になると思われる。