現行モデルよりかなりアグレッシブなデザインに進化
ポルシェは現在、ベストセラー・クロスオーバーSUV『カイエン』ファミリー改良新型の開発を進めているが、「カイエン クーペ」市販型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
カイエン クーペは、主力SUV「カイエン」の派生クーペとして、上海モーターショー2019でデビュー、これが初の大幅改良となる。
雨中で捉えたテスト車両は、先日捉えたカイエン改良新型同様に新しいフード、スリムなヘッドライトや全く新しい形状のバンパー、水平バーを備えるグリル、拡大されたコーナーエアインテークなどを備え、現行モデルよりかなりアグレッシブなデザインに進化している。
カイエンテスト車両のリアエンドでは、ナンバープレートがテールゲートから新設計されたバンパーへ移動されていたが、クーペはすでにリアバンパーに取り付けられているので、大きな変更はない可能性がある。またLEDテールライトに大掛かりなプレースホルダー(ダミーコンポーネント)を装着していたカイエンに対し、クーペは現行モデルから変化はみられない。しかし心配無用、クーペの開発進行はベースモデルより遅いので、今後着手されるはずだ。
キャビン内はカイエンとレイアウトやパーツを共有、刷新されたセンターコンソールと、新設計されたシフトレバーを装備、シフトレバーは『911』のようなシェーバーデザインを採用する。またアップデートされたインフォテインメントシステム、フルデジタルインストルメントクラスタの搭載も間違いない。
パワートレインは現行ラインアップがキャリーオーバーされる見込みだが、「パナメーラ」の足跡をたどるように、「E-ハイブリッド」と「ターボSE-ハイブリッド」の間を埋めるべく、新たに「SE-ハイブリッド」を新設定。プラグインハイブリッドのシステム合計最高出力は560ps、最大トルクは750Nmになると予想される。