車内にはiDrive8を搭載する14.9インチカーブディスプレイを採用か?
BMWは現在、主力「3シリーズ」のフルエレクトリックバージョンとなる「3シリーズEV」(仮称)を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。
エレクトリックモデルの先駆者といえるBMWは「i4」、「iX」を導入したばかりだが、今度は3シリーズにEVを設定、ラインアップの拡大を図るようだ。
ロングホイールベースに基づいているプロトタイプは、フロントドアに「Electric Test Vehicle」(電気車両)のステッカーを貼り、バッジとエキゾーストパイプのないユニークなリアバンパーを装備している。フロントエンドにはおそらく「iX3」で使用されているものと同様の密閉グリルを備えているはずだ。
注目は、3シリーズとは異なるLEDデイタイムランニングライトを初めて装着している点。クローズアップで写された画像には、ヘッドライト上部にブーメラン型のDRLが確認できる。
残念ながら内部の撮影はできなかったが、12.3インチのデジタルインストルメントクラスタとiDrive8を搭載する14.9インチのインフォテイメントシステムで構成されるカーブディスプレイを採用することが予想されている。
スペックの仕様は謎のままで、これまで「iX3」と共有すると思われていたが、最新情報ではi4から流用される可能性が高いようだ。この場合、83.9kWhのリチウムイオンバッテリーパックを備え、最高出力340ps、最大トルク430Nmを発揮する「eDrive 40」バリアントが予想される。このバリアントでは0-100km/h加速5.7秒、最高速190km/h(電子制御)、WLTPによる航続590kmのパフォーマンスを誇る。
上位モデル「i4 M50」では、最高出力544ps、最大トルク795Nmを発揮するデュアルモーターを搭載、0-100km/h加速は3.9秒に短縮されるほか、最高速度225km/hに向上するが、WLTPによる航続は510kmに低下する。この高性能モデルが3シリーズEVにも設定されるかも注目だ。