こんなにカッコイイのに日本での販売は……?
9月15日、プジョーはパリ・モーターショーに出展される予定の電動自転車「eU01s」を発表した。最高速度は45km/hとされており、フランスでは自転車ではなく、登録や保険、ヘルメットの装着が義務づけられる“モペット”、つまり“ペダル付きオートバイ”にカテゴライズされる。2016年末までに販売を開始するとのことだ。
eU01sには400または500Whのリチウムイオンバッテリーが搭載され、前者の航続距離は75km、後者は95kmとされている。また、通常の電動アシスト自転車よりも高速なため、180mm径の油圧式ディスクブレーキとメンテナンスフリーのベルト駆動が採用されている。
駆動システム的にはボッシュのNyon(ニヨン)、すなわちルート設定を含むナビゲーションシステムに加えて電動二輪車のさまざまな走行モードの制御を行なうオンボードコンピュータと互換性があり、4.3インチのディスプレイを搭載。3Dナビゲーションやスポーツコーチング、スマートフォンとの接続が可能になっているという。
eU01sはパリ・モーターショーで公開されたのち、サイクル・プジョーとプジョーのネットワークを介して2016年の12月に発売されるとのことだ。日本では、電動アシスト自転車は人力と電力補助の比率は最大1:2までで、24km/hで電力補助がなくなるものと規定されているため、販売されるとしたら自動二輪となるはず。とはいえ、(利用規程に反しなければ)一般的な自転車置き場にも駐車できそうな気軽さとスタイリッシュなルックスから、一定数の需要はありそう。日本法人にはぜひ、正規導入をご検討いただきたいものだ。