新世代モデルを続々とリリースするBMWアルピナだが、国内ではなかなか実車に触れる機会がないのも事実。そんなジレンマを解消するべくアルピナ常設コーナーを採用した、関西随一の拠点を訪れて話を伺ってみた。
顧客のニーズを確実に捉えてアルピナの上級クラスを展示
アンダーステートメントなキャラクターゆえか、BMWアルピナの魅力は実際に体感してみないと理解し難い。モデルに触れる機会が少ないところは希少価値かもしれないが、興味を持つユーザーが気軽にリーチできないジレンマもあるだろう。
そんな折、関西にBMWアルピナの常設コーナーができたとの情報を得た編集部が訪れたのは、大阪と兵庫を中心に複数のBMW正規ディーラーを展開するモトーレン阪神の、Hanshin BMW芦屋支店だ。関西随一の高級住宅街を擁する兵庫県芦屋市にふさわしく、20台以上のモデルが展示できる国内最大級のショールームを誇る。
BMW最新のCIに則った、明るくクリーンな同拠点ショールーム2階の中央に設定された「アルピナ・ラウンジ」で取材に対応いただいた古杉泰弘支店長曰く。
「高所得で社会的地位も高いお客さまが多い芦屋エリアに密着した拠点ですので、一般的なBMWディーラーとの差別化を図り、お客さまのニーズにお応えするために、BMWアルピナ・モデルを常設しました」
やはり地域柄、同じ高性能モデルでもBMW Mとは異なる味わいのBMWアルピナに興味を持つお客さまが多いそうだ。
「ショールームに常設することで、アルピナならでは魅力をお伝えしたいです」
さらに営業部の坂田時弥主任によれば、
「アルピナを写真や映像でしかご覧になっていないお客さまも多いですから、実車に触れていただくことを前提にアルピナをご提案しています。やはりラヴァリナレザーの上質感には触れていただきたいですね」
この日は、アルピナ・ラウンジに、最新フラッグシップのB8グランクーペを展示していたHanshin BMW芦屋支店。同エリア特有のリッチな顧客層のニーズを確実に捉えているといえるだろう。
Hanshin BMW 芦屋支店
BMW ALPINA公式サイト https://bmw-alpina.jp/