エンジンはヤンマー製ディーゼル
ダイムラーはメルセデス・ベンツ・スタイルの新型モーターヨット「ARROW460 – Granturismo(アロー460グランツーリスモ)」をモナコ・ヨットショーに出品し、英シルバー・アローズ・マリーン社(SAM)の手によるインテリアを世界初公開した。
全長14mの船体に480ps(353kW)のヤンマー製ディーゼルエンジン2基を搭載し、巡航速度28〜30ノット(約52〜56km/h)、最高速度40ノット(約74km/h)を誇るモーターヨットのキャビンには、豪華なバスルームや細かく間仕切りされた多機能コンソールを完備。3Dアプリケーションを駆使して美しい曲面で仕上げたというウッドトリムにはユーカリを採用しており、開閉機構付きのウインドシールドやサイドウインドーと併せ、乗員10人がリラックスして過ごせる開放的な空間としている。また、船外からはダークシルバーのメタルパネルにも見えるサイドウインドーには、メルセデス・ベンツ車にも使用されているマジックスカイ技術を採用。光透過率を変更できるこの装備により、快晴の日中でもキャビンを快適に保つことができるという。
SAM代表のロン・ギブス氏によれば、「自動車と船舶の世界を融合した各部の設計や技術、発想によって、モーターヨットに新たな標準をもたらすことができました。生産はSAMによって数カ月以内に開始され、2017年の後半には最初の一艇をデリバリーできる予定です」とのことだ。