静粛性と高強度、しかもミリ単位で自由設計できるウッドフラットドアは、優雅さと風格を持つ、ガレージの”仕上げ”
住宅にまつわるすべてのドアを、レムコが自動化する”ミリ単位”で自由設計できる新型「ウッドフラットドア」。新構造のヒンジを採用することによって、パネルとパネルの間に隙間ができなくなったため、開閉時にガレージ内に雨が浸入しないほか、結果、手挟み防止にもなり、安全性はさらに高まっている。約4半世紀もの間ガレージドアを専門的に手掛けてきたレムコは、業界のパイオニア的存在だ。これまで様々なタイプのガレージドアを企画、製造、施工を行ってきた。
洋風、和風、RCなどシーンを選ばずに調和する上質な木製パネルは、面材に美しく耐腐食性も高いウエスタンレッドシダーを採用している。注目したいのは新構造のヒンジ部分で、従来モデルの場合開閉時、連結部分に隙間ができてガレージ内に雨水などが落ちていたのが、新設計のヒンジ(木とアルミのハイブリッド材)ならパネルとパネルの間に隙間ができないため、雨水が浸入することを防げる。さらにフィンガープロテクション効果も発揮する。
また新型のヒンジは高強度を誇り、従来の木製パネルの弱点とされてきた、経年による木材の反りや割れなどで発生することのある異音を解消している。このことと最新オープナーおよびナイロンローラーの採用により、静粛性の高い木製ガレージドアとなっている。
そしてもうひとつ付け加えたい注目ポイントとして、従来モデルが規格サイズを用いていたのに対し、幅6,000mm、高さ3,000mm以内で、ミリ単位で自由設計できるということがある。これは設置するガレージそのものの設計の自由度を高めてくれることであり、可能性がさらに広げられたということである。新設計となったウッドフラットドアだが、従来品から据置価格となっている。ウッドドアの導入を考えている人はぜひ視野に入れてほしい。
木特有の自然な風合いは、RC造、洋風、和風、北欧風など、住宅やガレージのスタイルを問わずに調和する。シンプルでありながらも風格を持ち、優雅なウッドフラットドアは、どのようなガレージにも似合うのだ。
新型電動ドアオープナー「Comfort260/380」はベルトドライブを採用し、作動音はかなり静かだ。レムコのガレージドアを購入時に組み合わせるのはもちろん、すでに使っている電動オープナーと交換することにも対応してくれる。
ガレージドアを選ぶ際、どうしてもドアパネルの仕様やデザインばかりを気にしてしまいがちだが、レムコではオープナーのことをもっと意識して選んでほしいと考えているという。
もちろんパネルそのものも重要だが、電動オープナーはドアの開閉を行う心臓部という役割を持っているからだ。Comfort260はクルマ1台分の間口幅で使用されるコンパクトなタイプで、Comfort380は間口の広いガレージドアで使用するパワフルなモデルだ。Comfort260にはドアに向かった前方にLEDライトが備わり、Comfort380には本体を中心にクルマ2台が収まることを想定し、左右にLEDを装備することで、どちらも効率的にガレージ内を照らす。チェーンやシャフトではなく、ベルトドライブを採用しているため、金属音が発生せず高い静粛性能を誇る。リモコンの形状が一新し、ボタンが四つ備えられ、おのおの設定することが可能だ。
そして大きなポイントとなるのが本体背面のLCDディスプレイだ。例えば異常が発生した場合など、自己診断装置が検知し不具合個所を表示するほか、電子式開閉カウンターを備えており、正確な作動回数を確認できることでスプリングやワイヤーのメンテナンス時期を的確に判断することができるのだ。これからガレージ造りを考えている人はもちろん、電動オープナーの付け替えを考えているオーナーもチェックしておきたい新製品だ。上記左が付属する標準型のリモコン(バイザークリップ付)で、デザインが一新されたほかスイッチを四つ備えており、それぞれ設定することが可能となっている。右はオプションのキーホルダータイプだ。
ウッドフラットドア、電動オープナーと立て続けに新製品を発表したレムコだが、まだまだ登場を控えているアイテムがある。例えば横引きタイプのドアに設置する電動オープナー。新規で横引きドアを設置する際に組み合わせることはもちろん、すでに使われている横引きドアに後付けすることも可能となっている。設計施工がしやすい横引きドアは、ガレージでも採用されている物件が多く、電動オープナーを付け加えればさらに便利に使えるだろう。
住まいで使われるドアをすべて電動化すること、これこそがレムコがこれから行うことなのかもしれない。