あくまでドライバーオリエンテッド
新型レクサスLCクーペの「ダイナミックでラグジュアリー」というテーマは、2+2シーターのキャビンにも通じている。
キャビンスペースは、ドライバーオリエンテッドなコクピットに重点が置かれ、細部に至るまで洗練された雰囲気が宿っている。人間工学に基づき、ボディのちょうど中心に着座するポジショニングや視界の良さ、フロントピラーの角度、そしてボンネットラインの高さなど、ドライバーの運転のしやすさが徹底的に追求された。インパネ自体の高さも、エアコンルーバーをコンパクトな形状にすることで最適な高さにとどめることにつながったという。
一方、助手席は快適にくつろげる空間の演出に注力された。ボンネットの流れるラインをインテリアにも呼応させ、デザインの連続感が与えられたのも特徴として挙げられる。
できるだけ段差を減らした足元空間、そして快適なヘッドスペースを確保するために、ドアの開口部が大きく設けられ、乗降性にも配慮されている。
本革巻きのステアリングホイールやシフトノブ、アルカンターラ張りのドアパネル、そして快適性とホールディング性を高次元で両立したシートなど、ディテールのひとつひとつに匠の技が息づいていることは、もはやいうまでもないだろう。
インテリアカラーはリオハレッドとブラックの組み合わせのほか、ホワイトやミッドブランドなどが用意されている。もちろんビスポークプログラムによって、より自分好みのカラーを組み合わせることが可能だ。