目黒から横浜に移転して1年が経過した空冷フォルクスワーゲンのスペシャルショップ「FLAT4」。空冷VWのほか、ヴィンテージ・ジュークボックスのレストア、修理、販売を行う。そのショールームを訪問した。
懐かしのアナログサウンドを体感できるジュークボックスの世界。
1976年創業のFLAT4。2021年11月に横浜・本牧へと移転し、鉄骨造2階建ての社屋となり、目黒時代よりも大きなショールームや駐車場スペースが設けられたFLAT4は、まさに空冷フォルクスワーゲンのスペシャルショップとしての印象が強いが、実はいま、ジュークボックスの世界においても知名度を上げており、1940〜1970年代のヴィンテージモデルから最新モデルまで、さまざまなモデルを取り扱っているという。
そもそも好きな音楽をセレクトできるジュークボックスは、1930年代にアメリカで製造され、1950年代にはロックンロール音楽の普及とともに爆発的な人気となった。日本国内でも家庭用ステレオプレーヤーが普及する1980年代までは、温泉宿や喫茶店、遊技場などに設置されていたため、コインを入れて音楽を楽しんだ経験のある方も多いだろう。
現代の最新型も輸入販売、ガレージにほしい魅惑の1台。
いまなお世界中に愛好家がおり、『GarageLife』誌でガレージに取材に行くと、たびたび話題に上がる。特にアナログレコードをコレクションしている人にとっては、ジュークボックスは憧れの存在。想い出のレコードで懐かしい青春時代に思いを馳せる、そんなノスタルジックな心地よい時間をジュークボックスなら叶えてくれる。
一方、FLAT4では新品のジュークボックスを製造するイギリス「サウンドレジャー社」の日本代理店も務める。ハンドメイドで当時の存在感を忠実に再現した本格派ジュークボックスは、クラシカルなルックスながらも、デジタルアンプやLED ライティング、そしてBluetoothレシーバーなど最新技術が搭載され、まさに現代に蘇ったジュークボックスとして今注目を浴びている。
対応メディアにおいても、ヴィンテージ同様のEPレコードモデルに加え、CDモデルや世界初となるLPレコードモデルもラインナップ。ショールームではそれらの音や選曲の動きなどを実際に確認する事ができるため、購入を考えている人にとっては非常に嬉しい。もちろん、新品モデルのため現代の家電製品のように気兼ねなく使用する事が出来る上、メーカー保証も備わっており、万が一故障やトラブルが起きた際も、メーカーと連携して迅速に対応してくれるため、安心して末永く使用できるという。
◆FLAT4 VINTAGE JUKEBOX
神奈川県横浜市中区本牧和田12-4 Phone:045-305-6900 10〜18時
https://jukebox.flat4.co.jp
『GarageLife Vol.95』掲載