RV風モデルのビーグルをも再現
トミーテックが手掛ける1/64スケール・ミニカー、トミカリミテッド ヴィンテージNEOの9、10月の新製品から、先にお伝えしたトヨタ・コースターに続いて、気にあるアイテムをご紹介しよう。ホンダ・シビックの四代目モデルにラインナップされていた、シャトルである。
【画像21枚】既にモデル化済みの3ドアとは全く異なるフォルムとその細部を見る!
シビック・シャトルとその商用車版シビック・プロは、三代目シビックからラインナップされた。ワイド&ローを強調した三代目シビックのシリーズ中にあって、唯一背高スタイルを採用したシャトルは、そのユーモラスなスタイルと広い室内空間から好評を博し、四代目においてもその方向性を踏襲したのであった。
四代目・EF系シビックは、ワイド&ローのコンセプトを引き継ぎつつも柔らかなフォルムとなって、1987年に登場。その中でシャトルのみが背の高いスタイルであるのは先代同様であったが、五代目へとモデルチェンジを行なった1991年以降もシャトル/プロのみは継続生産となったことから、その高い完成度が理解できるだろう。1994年には、当時盛り上がっていたRVブームを受けて、フロントにガードバーとフォグランプを装備したシャトル・ビーグルも登場している。
トミーテックではこの四代目シャトルを1/64スケールで見事にミニカー化。そのボディフォルムの素晴らしい再現ぶりは、写真からもよく分かるだろう。さらに凄いのは、ビーグルまでも製品化するそのコダワリぶりだ。最大の特徴であるフロントのガードバー&フォグランプだけでなく、リアフォグランプや専用ホイール、内装色やステアリングホイールなど、細部まで作り分けられている。
ベージュのモデルは1987年式の56i、ビーグルは1994年式(黒/グレー)で、いずれもルーフレールがユーザー取り付け部品として付属。価格はいずれも3,300円(税込)で9月発売予定だ。なお、写真は試作品のため実際の製品とは異なる部分もありうる点、ご注意を。