1月6日、ベントレーは同社史上最速・最強のプロダクションモデルとなる「ベントレー・コンチネンタル・スーパースポーツ」を発表した。
6.0リッターW型12気筒ツインターボエンジンは、2009年モデルにも設定された先代スーパースポーツのそれを80ps/217Nm上回る710ps/1017Nmを発揮。このパワーパックを原動力として生み出されるパフォーマンスは、0-100km/h加速が3.5秒、最高速は336km/h(コンバーチブルは3.9秒、330km/h)。ベントレーは「世界最速の4シーター」を主張する。
カーボンのアクセントが内外装に
搭載する全輪駆動システムは、トルク配分をリア寄りに設定。通常走行時は60%を後輪に配分し、トラクションに応じて前後のトルク配分を調整する。コンチネンタルGT3-Rで初導入されたトルクベクタリングシステムのアップデート版が搭載されたことにより、軽快なハンドリングを演出している点も見逃せない。
エクステリアでは、新デザインの前後バンパーを採用したほか、カーボンファイバー製のスプリッターとディフューザーを前後に装着。こちらも新しいサイドエクステンションとボンネットベントにもカーボンファイバーを採用した。フロントウイングベントはグロスブラックとなり、螺旋状の溝が刻まれたテールエンドも新意匠だ。クーペにはさらに、リアスポイラーとフロントスプリッターをオプションで取り付けることが可能だ。鍛造合金ホイールは21インチの軽量タイプで、4輪合計で20kgの軽量化を実現している。
インテリアでは、3色を用いたトライトーンの仕上げが特徴的。シートとドアサイドパネルには新しいダイヤモンドキルト模様を採用しつつ、アルカンターラの風合いが生かされている。フェイシアパネルには既存の10種類のウッドパネルと仕上げ法に加え、格子柄のスーパースポーツ専用カーボンファイバーが用意されている。