レアマイスターの欧州車専用ブランド、ユーロアクシスが誕生してわずか3年。SUV用を皮切りに始まったブランドの快進撃は衰えることを知らない。ファンの願いに応えてGクラス用も完成した。
性能もルックスも妥協せず追い求める完璧な調和
ユーロアクシスはここ数年の間に、メルセデス・ベンツ専用にデザインと設計がなされたラインナップを発表したり、数多の車種がひしめく輸入車に幅広く対応できるモデルを揃えたりと、確実にブランドとして深化を遂げてきた。
ここでメルセデス専用モデル「エアフルト」に、待望のGクラス用が追加された。Gクラスはメルセデスの一車種とはいえ、P.C.D.130、ハブ径84.1mmと、ほかのモデルとは違って完全な専用設計だ。巷ではストリートを闊歩する姿を目にするが、もとは軍用車として使われるほどだから、足元にも屈強さを追い求めた結果だろうか。ユーロアクシスは、モダンメルセデスに似合うシャープな造形を活かしたまま、この専用設計のGクラスにまで挑んだ。ただサイズを当て込んだだけではない。Gクラスに本質的に備わる走行性能をスポイルすることなく、むしろ底上げできるよう専用開発した。スクエアのボディに完璧に溶け込むホイールマッチングも相まって、好みのスタッドレスタイヤと組み合わせれば雪道も臆することなく挑んでいけそうだ。
もうひとつ、ユーロアクシスの中でもとりわけデザインが目を引く「ガヤ-W5」を紹介したい。直線的なマルチスポークデザインで極端に派手というわけではないが、目を惹きつける存在感がある。よく見てみると、太さの異なるU字型とV字型のスポークを手前側と奥側に組み合わせている。それが奥行きを生んで、立体感を視覚に訴えてくる。過度に主張しすぎないから、端正な佇まいを醸し出す正統派欧州車にも、遊びゴコロをくすぐってくれる個性派欧州車にも合わせられそうだ。豊富に揃うカラーバリエーションを含めて、ちょっとスポーティに、あるいはエレガントにと、自分の理想像を実現できる。
次はどんな挑戦を見せてくれるのか、今後も楽しみだ。
■ERFURT(エアフルト)
ボア径やP.C.D.が大きくなるぶん、各スポークは短くならざるを得ない。だがリムまで伸びるフィンタイプのスポークは、他のメルセデス用と同じく伸びやかで美しい。Gクラス用サイズは9.5J×20インチとなる。
◎サイズ/価格
16inch×6.5J/33,000~35,200円(税込)
17inch×7.0~7.5J/42,900~47,300円(税込)
18inch×7.0~8.0J/53,350~59,400円(税込)
19inch×8.0~8.5J/67,100~77,000円(税込)
20inch×8.5J/88,000~99,000円(税込)
◎カラー
シルバー、マットブラック/リムポリッシュ、ブラックポリッシュ、マットブラック/レッドリム、クロームハイパーブラック
◎対応車種
メルセデス・ベンツ
■GAYA-W5(ガヤW5)
エアフルトと同じくフローフォーミング製法を採用して剛性や強度を保ちつつも、圧倒的なコスパの良さも見逃せない。ランフラットタイヤにも空気圧モニタリングシステム(TPMS)にも対応して、利便性と安全性を高めている。
◎サイズ/価格
16inch×6.5~7.0J/31,900~34,100円(税込)
17inch×7.0~7.5J/41,800~47,300円(税込)
18inch×7.0~8.0J/50,600~64,900円(税込)
19inch×8.0~8.5J/64,900~73,700円(税込)
20inch×8.5J/81,400~89,100円(税込)
◎カラー
シルバー、マットチタニウム、グロスブラック/リムポリッシュ、マットブラック/レッドリム、クロームハイパーシルバー
◎対応車種
アウディ/VW/ボルボ/ジャガー/ランドローバー/プジョー等
問い合わせ先=レアマイスター http://www.lehrmeister.jp