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ホンダが新たな「スーパーEVコンセプト」を初公開! 7月の「グッドウッド」出展内容を発表・F1誕生75周年記念展示の一翼も

マンセルがFW11を走らせる!

ホンダの英国現地法人ホンダモーターヨーロッパは、英国ウエスト・サセックス州グッドウッドで7月10日~13日に開催される「Goodwood Festival of Speed 2025(グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025)」への出展と、その内容を発表した。

【画像15枚】「新小型EV」や「プレリュード」など盛りだくさん!「ホンダの出展内容」の一端を垣間見る

出展の内容は、ホンダの歴史を飾る二輪・四輪のモータースポーツ車両に加え、2026年にグローバル市場投入予定のEV「Honda 0 SUV(ホンダ・ゼロ・エスユーブイ)」プロトタイプ(欧州地域での初公開)、ホンダらしい“FUN”を追求したという新たな小型EVのコンセプトモデル「Super EV Concept(スーパー・イーブイ・コンセプト)」世界初公開などとなる。

グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、英国のリッチモンド公爵チャールズ・ゴードン=レノックスが1993年に創始したモータースポーツイベント。歴史を彩ってきた様々なモータースポーツ車両や量産車を、リッチモンド公爵所有の敷地内のヒルクライムコースでの走行や、展示を通じて楽しむことができる。なお、2005年にはホンダが日本メーカーとして初めてメインスポンサーを務めている。

ホンダにとって今年はフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)初勝利から60年という節目であり、モータースポーツへの挑戦の歴史や、同社のチャレンジスピリットから生まれた二輪・四輪・パワープロダクツの様々な製品を体験できるコンテンツが用意されているという。

主な出展内容

【Hondaブース】
米国・ラスベガスのCES 2025で発表した「Honda 0 SUV」プロトタイプを欧州で初公開。また、2024年イタリア・ミラノのEICMA 2024で初公開された、二輪車として世界初の「電動過給機」搭載車であるV型3気筒エンジンのコンセプトモデルを展示。2025年市販化予定の同社初の電動スポーツモデル「EV Fun Concept(イーブイ・ファン・コンセプト)」、近未来の都市型モビリティの具現化「EV Urban Concept(イーブイ・アーバン・コンセプト)」も展示する。

●四輪:
Honda 0 SUVプロトタイプ/PRELUDEプロトタイプ/CR-V e:PHEV/HR-V マイナーモデルチェンジモデル/CIVIC TYPE R
●二輪:
EV Fun Concept/EV Urban Concept/V型3気筒エンジン・コンセプトモデル/CB650R E Clutch/CBR600RR/X-ADV/Africa Twin DCT/CBR1000RR-R FIREBLADE SP/GOLD WING TOUR(GL1800)
●パワープロダクツ、その他:
ロボット芝刈機Miimo(HRM1000/HRM4000)/大型船外機BF350(映像のみ)/Honda e-MTB Concept

【ヒルクライムコースでの出走】
広大な敷地を貫く全長1.16マイル(1.856km)のヒルクライムコースでは、世界初公開となる「Super EV Concept」など、「操る喜び」を追求したさまざまな車両の走行を見せる予定であるという。

「Super EV Concept」は、ホンダらしい“FUN”を追求したAセグメントの小型EVであり、使い勝手の良さと、ホンダならではの「操る喜び」の両立を目指してデザインされたモデルだ。小型ならではの軽快でキビキビした走りをベースに、高揚感をもたらす走りを実現したという。今後のグローバル展開も視野に入れ、このイベントに先駆けすでに英国で走行試験も行われている。

さらに、昨年の同イベントでコンセプトモデルを発表した「PRELUDE(プレリュード)」 のプロトタイプ、「CIVIC TYPE R Ultimate Edition(シビック・タイプRアルティメットエディション)」のデモ走行も予定されている。

●ヒルクライム出走車:
Super EV Concept/PRELUDEプロトタイプ/CIVIC TYPE R Ultimate Edition/CIVIC TYPE R 歴代モデル(EP3、FN2、FK2、FK8、FL5)/Williams Honda FW11(1986)/CRF450 RALLY/CBR1000RR-R FIREBLADE SP(ジョン・マクギネス氏 私物のマン島TTレース車両)/GOLD WING(GL1800)

【モータースポーツ】
今年のこのイベントではF1誕生75周年・モータースポーツ125年の歴史を記念した特別展示が行われる。そこにホンダもF1初勝利から60周年を記念して、その歴史の一翼を担う存在として参加するという。

具体的には、1986年ホンダに初のF1コンストラクターズタイトルをもたらしたマシン「Williams Honda(ウィリアムズ・ホンダ)FW11」が、当時1500馬力を誇ったとされる1.5L V6ターボエンジン「RA166E」を搭載してヒルクライムに登場する。さらに、そのステアリングを握るのは、当時のドライバーでありF1界の伝説的存在でもあるナイジェル・マンセルだ。

また、近年のホンダ二輪モータースポーツの勝利の象徴とも言える、ダカールラリー2024で2度目の優勝を果たした、リッキー・ブラベックも登場。世界一過酷なラリーで培ったその走りをCRF450で披露する。さらにジョン・マクギネスが、マン島TTレース100回目の出場を記念して製作されたCBR1000RR-R FIREBLADE SPで走行する。

【Goodwood Festival of Speed 2025開催概要】
開催日程:2025年7月10日~13日
開催場所:英国ウエスト・サセックス州チチェスター地区グッドウッド(Goodwood Estate, Chichester, West Sussex, England, UK)
Goodwood Festival of Speed公式サイト
ホンダ特設Webサイト

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LE VOLANT web編集部

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