メルセデス・ベンツとeスポーツ「リーグ・オブ・レジェンド」が融合。優勝トロフィーを纏ったアートカーが降臨

新型CLAベースの「リーグ・オブ・レジェンド」アートカー

メルセデス・ベンツは、世界最大級のeスポーツイベント「リーグ・オブ・レジェンドワールドチャンピオンシップ 2025」の開幕を祝い、唯一無二のアート作品「League of Legends Mercedes-Benz CLA Art Piece」を公開した。人気の4ドアクーペ、新型CLAをベースに、ゲームの世界観と自動車デザインを見事に融合させたこの１台は、伝統ある自動車メーカーと急成長を続けるeスポーツカルチャーとの蜜月関係を象徴する特別な存在である。

優勝トロフィー「サモナーズカップ」をその身に纏うCLA

メルセデス・ベンツは、長年にわたり「リーグ・オブ・レジェンドワールドチャンピオンシップ（通称：Worlds）」の公式自動車パートナーを務めている。今回発表されたアート作品は、単なるスポンサーシップの枠を超え、ゲームとコミュニティに対する深い敬意と情熱を形にしたものである。

この取り組みは、パートナー、デザイナー、クリエイターと協力して新型CLAをベースとした5つのユニークなアートワークを制作する「Class of Creators」シリーズの一環として行われた。メルセデス・ベンツは、このアート作品を通して、eスポーツを世界的な現象へと押し上げたファンの情熱と献身を称えているのだ。

このアート作品の最大の特徴は、Worldsの優勝チームに贈られるトロフィー「サモナーズカップ」からインスピレーションを得た、精巧で美しいデザインにある。ベースとなった新型CLAの流麗なボディは、トロフィーを彷彿とさせるシルバークロームで仕上げられ、ブルーサファイアやゴールドのアクセントが、その高貴な輝きを一層引き立てる。

さらに注目すべきは、車体に刻まれた2011年から2024年までの歴代優勝チームの名前である。これは、これまでの大会の歴史と、伝説を築き上げてきたチーム、そしてコミュニティ全体への賛辞と言える。ハンドクラフトで仕上げられたこの１台は、まさに走る芸術作品である。

今回のアート作品の発表は、2025年10月14日から11月9日にかけて中国の北京、上海、成都で開催される「Worlds 2025」のキックオフを華々しく飾るものである。メルセデス・ベンツは、この特別なCLAを通じて、自動車デザインとゲーミングカルチャーをかつてない方法で結びつけ、ブランドの新たな可能性を示した。

伝統と革新を重んじるメルセデス・ベンツが、eスポーツという現代を象徴するカルチャーと深く連携することは、次世代のファン層との新たな対話を生み出し、ブランドの未来を切り拓く重要な一歩となるに違いない。