200台限定の特別仕様車「キャプチャー・リミテッド」が登場
ルノー・ジャポンは2025年11月13日、新型ルノー・キャプチャーの限定車「キャプチャー・リミテッド」の販売を、全国のルノー正規販売店で開始した。この限定車は、200台の数量限定で導入される。
【画像9枚】これが「SNOW」モードの操作画面と「クロスクライメート2」のトレッドだ。「キャプチャー・リミテッド」の専用装備を写真で見る
悪路や雪道に対応する走行モード「エクステンデッドグリップ」
キャプチャー・リミテッドの最大の特徴は、天候や路面状況を問わず、安心してドライブを楽しめる走破性を高める装備を採用した点である。具体的には、滑りやすい路面での走行をサポートする機能「エクステンデッドグリップ」と、18インチのミシュラン製オールシーズンタイヤ「クロスクライメート2」が専用装備として与えられた。
エクステンデッドグリップは、雪道やぬかるみといった滑りやすい路面での走行安定性や走破性を向上させる機能である。この機能には、雪道に対応した「SNOW(スノー)」モードと、ぬかるみなどに対応した「ALL TERRAIN(オールテレーン)」モードの2つの走行モードが備わっており、路面状況に応じてドライバーが任意に選択できる。
高性能オールシーズンタイヤ「ミシュラン・クロスクライメート2」とは
足元に装着されるミシュラン・クロスクライメート2は、その名の通り、夏タイヤの性能と冬タイヤの性能を高いレベルで両立させたオールシーズンタイヤだ。雪上性能を向上させた新設計が特徴で、従来品と比較して雪上グリップが7%向上しているという。1年を通して幅広い温度域に対応する新開発のコンパウンド「サーマル・アダプティブ・コンパウンド」を採用。これにより、ドライ、ウェット、雪上路面など、刻々と変化する路面状況に幅広く対応し、年間を通して安全な走行を可能にする。
トレッドパターンには、雪を踏み固める効果を最大限に発揮する新Vシェイプトレッドパターンが採用された。このタイヤは国際的な冬用タイヤ基準を満たしている証である「スノーフレークマーク」が刻印されており、高速道路などで冬用タイヤ規制が敷かれた場合でも、チェーンを装着することなく走行が可能である。ただしルノー・ジャポンでは、冬季に積雪路や凍結路を日常的に走行する場合はスタッドレスタイヤの装着を推奨している。
この新Vシェイプトレッドパターンは排水性も向上させており、従来品比でウェットグリップが6%向上している。さらに、トレッドブロックに面取り加工を施すことで、ドライ路面でのグリップ性能も従来品比で5%向上させた。静粛性にも配慮されており、サイズの異なるブロックを組み合わせて配置するトレッド設計「バリアブルピッチ」の採用により、人間の耳に不快な周波数の音を低減。Vシェイプトレッドパターンがブロックの接地角度を最適化し、パターンノイズも抑制している。
ベースは高効率な「エスプリ・アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH」
この限定車「キャプチャー・リミテッド」のベースとなったのは、「キャプチャー・エスプリ・アルピーヌ フルハイブリッドE-TECH」である。ベースモデルは、エレガントでテクノロジー感覚あふれるフロントマスクと、スポーツシックで上質なインテリアが特徴であり、限定車もこのスポーツシックなデザインを受け継いでいる。
パワートレインは、ルノー独自のフルハイブリッドE-TECHシステムを搭載。1.6Lの自然吸気4気筒DOHCエンジン(最高出力94ps・最大トルク148Nm)に、駆動用のメインモーター(49ps・205Nm)と、スターター&ジェネレーター兼用のサブモーター(20ps・50Nm)を組み合わせる。これらに電子制御ドッグクラッチマルチモードATが組み合わされ、前輪を駆動する。このハイブリッドシステムにより、WLTCモードで23.3km/Lという高い燃費効率を実現している。
今回発売されたルノー・キャプチャー・リミテッドのメーカー希望小売価格(税込)は4,399,000円。ボディカラーは、ルーフカラーがノワール エトワールMとなる2トーン仕様で、ブラン ナクレM、ブルー アイロンM、グリ ラファルM、グリ カシオペMの全4色が設定されている。
【画像9枚】これが「SNOW」モードの操作画面と「クロスクライメート2」のトレッドだ。「キャプチャー・リミテッド」の専用装備を写真で見る











