コラム

【独占インタビュー】なぜBMWはEV一辺倒にならないのか? トヨタと共鳴する「マルチパスウェイ」と次世代水素モデルの勝算【自動車業界の研究】《LE VOLANT LAB》

ジャパンモビリティショー2025 BMWブース〔BMW〕
BMW日本法人の長谷川社長(左)&BMWグループのゴラー取締役(右)
BMW日本法人のピーター・レナート氏(左)とトヨタの清水 竜太郎氏(右)
BMWのミヒャエル・ラス水素燃料電池車両部部長
BMWのBrand Originality〔ABeam Consulting〕
BMWコネクテッド・ドライブ〔BMW〕
「2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベスト・カー」2シリーズ グラン クーペ〔BMW〕
限定車 BMW X1 Edition Shadow〔BMW〕
ジャパンモビリティショー2025 BMWブース〔BMW〕
FREUDE by BMWに展示されるトヨタ クラウン FCEV

BMWグループのカスタマー・エクスペリエンスとは?

今回は、BMWグループのボードメンバーとして経営を担い、“駆けぬける歓び(Sheer Driving Pleasure)”というスローガンが示す通りドライバーのポジティブな感情を掻き立ててくれるBMWを始め、グループの各ブランドをリードする『ヨッヘン・ゴラー取締役』と、未来における化石燃料の枯渇も見据えればとても重要で研究開発の継続が求められる水素燃料電池の分野をリードする『ミヒャエル・ラス水素燃料電池車両部部長』にお話を伺いました。本記事ではこの貴重なインタビューを中心に、世界屈指の自動車メーカーであるBMWグループの次世代に向けた提案と経営戦略に迫ってみたいと思います。

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車外へも広がるコネクテッド・ドライブの体験

『ヨッヘン・ゴラー取締役』に、BMWグループが、カスタマー・エクスペリエンスについて、自動車のモデル(プロダクト)以外において重要視していることを伺うと、
「私たちは、カスタマー・エクスペリエンスを包括的に見ており、その中心にあるのはもちろん自動車のモデル(プロダクト)そのものですが、マーケットによって求められる要件が異なることを留意するように研究開発のチームへ伝えています。カスタマー・エクスペリエンス(顧客体験)が重要であるため、現在は販売店のショールームをもっと体験型の施設へとアップグレードする“リテール・ネクスト”という新しい販売店基準を展開中です。一度でもお客さまになられた方に対して、とても重要なのはカスタマーへのサポートであると考え、お客さまはBMWグループからさまざまな体験が提供されることを望んでおられると考えています。カスタマー・エクスペリエンスは、お客さまがご購入される前から始まっていて、例えばオンラインでコンフィギュレーター(3Dモデル等)をご覧になる段階、もっと言うとファンになられた段階からご購入後にお客さまがアフターサービスを受けられるまでのすべてを通して設計されています」

 

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橋爪一仁

AUTHOR

自動車4社を経てアビームコンサルティング。企画業務を中心にCASE、DX×CX、セールス&マーケティング、広報、渉外、認証、R&D、工場管理、生産技術、製造等、自動車産業の幅広い経験をベースに現在は業界研究を中心に活動。特にCASEとエンジンが専門で日本車とドイツ車が得意領域。

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