ホクストンの創造性、ベルグレイヴィアの気品
レンジローバーは2026年1月14日、ロンドンの象徴的な地域にインスピレーションを得た特別仕様車シリーズ「ロンドン・エディション(London-inspired editions)」を発表した。英国のラグジュアリーと独創性を称えるというこのコレクションは、ロンドン各地区のユニークな個性を反映した4つのエディションで構成されるもので、そのうちの2種の詳細が明かされている。
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ロンドンの文化と歴史を反映した限定シリーズ
レンジローバーは、英国を代表するラグジュアリーSUVブランドとして、自国の伝統や風景からインスピレーションを得てきた歴史を持つという。特にロンドンは重要な源泉であり、1999年にはメイフェアの洗練を体現した「リンレー(Linley)エディション」を、ブランド誕生50周年(2020年)にはサヴィル・ロウのテーラー「ヘンリー・プール(Henry Poole & Co.)」とのコラボレーションを送り出している。
今回のシリーズは、現代的な視点でロンドンの都市文化を表現したものであるとのこと。ラインナップのうち「レンジローバー・イヴォーク ホクストン・エディション」と「レンジローバー・ヴェラール ベルグレイヴィア・エディション」は即日注文が開始されており、残る2モデルも順次展開される予定。ここでは、発表された各エディションの詳細についてご紹介していこう。
レンジローバー・イヴォーク ホクストン・エディション
ロンドンの中でもクリエイティブなコミュニティの中心地であり、トレンドセッターが集まる「ホクストン(Hoxton)」をテーマにした、レンジローバー・イヴォーク。コンセプトは「ファッションとモダニティをエネルギッシュに称え、地区独自のアクセントを取り入れている」ことであるという。
それを表すようにまず外装では、新デザインの20インチ・サテンゴールドホイール(ダイヤモンドターンド・コントラスト仕上げ)や、プラチナアトラス・エクステリアスタイリングパックを採用。ドアシル・バッジや、「Hoxton Edition」の文字が投影されるパドルランプといったディテールも魅力だ。
内装は、コントラストステッチを施したレザーシートや照明付きトレッドプレート、専用グラフィック入りのブラックブラッシュドアルミニウム・フィニッシャーなどを特徴としている。
レンジローバー・ヴェラール ベルグレイヴィア・エディション
こちらは、ジョージ王朝様式の建築と現代のラグジュアリーが共存する超高級住宅街「ベルグレイヴィア(Belgravia)」のキャラクターを体現したレンジローバー・ヴェラールとなっており、外装では20インチのダイヤモンドターンド・ダークアゲートホイール(サテンブラック・ティンテッドラッカー仕上げ)、内装には職人技を感じさせるコントラストステッチを施した、しなやかなレザーシートを装備。
さらにベルグレイヴィア・エディション・サテンと呼ばれる、世界限定400台の極めて希少なシリーズも加わる予定だ。ヴェラールとしては初めての「クリアサテン保護フィルム」が追加されるほか、22インチのダークアゲートグレー・ダイヤモンドターンドホイールを装着し、全車に「1 of 400」の称号が刻まれる。
今後の展開と開発者の意図
今回の発表に際し、レンジローバーのマテリアリティ・シニアマネージャーであるハンナ・カスタンス氏は以下のように述べている。
「このロンドンにインスパイアされたエディション・シリーズは、首都ロンドンとレンジローバー・ブランドの間に続く対話を現代的に表現したものです。インスピレーションを得た各地区は、その豊かな英国の遺産、象徴的な現代建築、あるいはロンドンのクリエイティブ・シーンの中心としての役割から、活気に満ちたミューズとして選ばれました」
「マテリアリティ・デザインの技術を通じて、これらの文化的に重要な地域の精神を、レンジローバーのラインナップ全体で提供される思慮深く洗練されたディテールの中に凝縮することを目指しました」
シリーズの後半を飾るのは、レンジローバー・スポーツ バタシー・エディション(歴史的な魅力と最先端の美学の融合を表現)、レンジローバー ウェストミンスター・エディション(英国のリーダーシップと伝統の象徴である地域への敬意を表現)の、2つのモデル。これらの詳細情報は2026年4月に改めて公開される予定だ。
【ル・ボラン編集部より】
レンジローバーがロンドンの街区をテーマに据えたのは、単なるコスメティックな演出ではない。イヴォークの持つ先鋭的な若々しさはホクストンの創造性と共鳴し、ヴェラールが体現する引き算の美学はベルグレイヴィアの重厚な気品と見事に重なるからだ。彼らのクルマ作りには常に英国の文化的な背景(ナラティブ)が宿っている。スペック上の数値よりも、その空間に身を置くことで得られる「物語」にこそ真価がある。都市の喧騒と静寂、その双方を知る成熟した大人にこそ、この特別な仕立ては相応しい。
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