従業員には追加ボーナスを支給。うらやましい!
2月2日、フェラーリは2015年の業績を発表。総出荷台数は前年の7255台から6%増の7664台、純収益は3%増の28億5400万ユーロ(約3730億円)、純利益は9%増の2億9000万ユーロ(約379億円)と、近年のスーパーカーブームを裏打ちする数字が並べられた。
モデルごとの傾向としては、カリフォルニアT、458スペチアーレA、488GTBとまだ新しさを感じられるモデルが多い8気筒車が17%増と順当なセールスを記録。対して12気筒モデルのほうは、F12ベルリネッタやFFはモデルライフが4年から5年目と長く、また昨秋に登場した799台限定のF12tdfは12月からの出荷のため台数を稼げず、24%の大幅減となった。
地域別では、欧州および中東が2%、北米および南米が7%、中国(香港や台湾を含む)は10%増、日本を含むアジア太平洋地域が26%、それぞれ増加している。中国地区は10%のうちの7ポイント分が第4四半期で稼ぎ出されており、これは488GTBによるものとのことだ。
この好調を受け、フェラーリは12月に、例年より1回多いボーナスを従業員へ支給したと発表。また、2016年も好調を維持できる見通しとのことで、スペシャルモデルを含む7900台を出荷し、2015年と同等以上の純収益を見込んでいるともアナウンスされた。
なお、フェラーリのライバル最右翼であるランボルギーニも先月好調な昨年の販売状況を発表したばかり。こちらはウラカンのヒットにより前年比28%増の3245台に伸びている。収益に関する正式な数字はまだ発表されていないものの、2014年の記録を上回るのは間違いないと、ステファン・ヴィンケルマンCEOはコメントしている。