全長とホイールベースを88mmストレッチ
アウディは5月4日まで北京で開催しているオートチャイナ2018において、Q5のロングバージョンとなる「アウディQ5 L」を発表した。
ご存知のように中国市場ではセダンを中心にロングバージョンに一定の人気を獲得している。アウディではこれまで、A4やA6、A8のロングバージョンを中国で展開してきた経緯を持つ。
このたび発表されたQ5 Lも主に中国市場向け。アウディのSUVでは初のロングバージョンとなる。全長およびホイールベースは標準のQ5に対して88mmストレッチされた。具体的な数値は未発表だが、標準のQ5(本国仕様)をベースとするなら全長は4751mm、ホイールベースは2907mmとなる。このストレッチにより後席のレッグスペースは110mmプラスされている。
Q5 Lに搭載されるパワートレインは190psまたは252psを発揮する2リッター直列4気筒ターボの「2.0 TFSI」で、7速Sトロニックを組み合わせる。ちなみに0-100km/h加速は、190ps仕様で8.6秒、252ps仕様で6.7秒と発表された。
ストレッチされたボディのスタイリングに違和感はなく、並べてみないとひと目では標準ボディとの差が判別しにくい、自然な仕上がりといえる。後席の居住性が高まった新たな選択肢として、日本を含む他の市場でも受けそうに思えるのだが、いかがだろう。なお、中国では2018年の夏に販売がスタートするとのこと。