リースオプションとして設定
BMWはバッテリーの非接触充電を可能にした「BMWワイヤレスチャージング」を開発、7月から生産を開始すると発表した。BMW530e iPerformanceのリースオプションとして設定され、ドイツを皮切りに今後英国や米国、日本、中国で展開されるという。
カスタマーに提供されるのは、ガレージまたは屋外に設置可能な誘導充電ステーション「グラウンドパッド」と、車両の下側に固定されたコンポーネント「カーパッド」で構成されるコンポーネント。グラウンドパッドとカーパッドは約8cmの距離まで近づければ充電が可能だ。充電電力は3.2kWで、530e iPerformanceに搭載する高電圧バッテリーを、およそ3.5時間でフル充電することができる。充電が完了すると、システムは自動的にオフになる。
BMWワイヤレスチャージングは、ドライバーが正しい位置に車両を駐めるサポートもしてくれる。WiFi接続を介して、充電ステーションと車両の間で通信が行なわれ、ビューカメラによって自車周辺を映し出すインパネのモニターには色付きの誘導線を表示。充電できる正しい位置に車両を誘導してくれる。
また、グラウンドパッドは気象条件を問わず使うことができるのも特色。電気を通すすべてのコンポーネントは雨や雪から保護されており、荒れた天候のなかでも使用可能だという。