軽のバンでは初のセンターピラーレスを採用!
ホンダは、新型軽バン「N-VAN(エヌバン)」を7月13日に発売した。新型N-VANは、働く人々の生活を見つめ、さまざまな仕事での使いやすさや優れた走行性能、安全性能を追求し、軽バンの新基準となることを目指して開発されたモデルだ。
価格は126万7920円からで、月間販売計画台数は3000台としている。
グレード構成は、軽バンとしての機能性を追求した「G」、「L」に加え質感の高いインテリアや便利な装備、充実したカラーラインナップで個性を際立たせた「+STYLE」を設定。商用としてだけでなく、幅広い用途で使われることが想定された。
そのボディは、「N-BOX(エヌボックス)」のプラットフォームを最大限に活用しながら軽バンに求められる広い積載スペースと積載作業の効率性を追求。燃料タンクを前席下に収めるホンダ独自のセンタータンクレイアウト採用で荷室を低床化し、高さのある荷物の積載にも対応できる空間となっている。また、リアシートに加え助手席にもダイブダウン機構を採用。助手席からリアシート、テールゲートに至るフラットな空間を実現。さらに、軽バンでは初となるセンターピラーレスを採用したことで助手席側に大きな開口部を設定。テールゲートと使い分けることで、さまざまなシーンで荷物の積載作業を効率よく、スムーズに行なうことを可能としている。
走りに関しては、長時間移動での優れた快適性をもたらすスムーズな加速や振動を抑えた乗り心地を追求。N-BOXで採用した高効率エンジン(自然吸気とターボの2種)は、商用ユース向けに最適化したことでクラストップレベルの低燃費を達成している。なお、トランスミッションにはCVTと6速MTが設定される。
一方、快適性については長時間の運転と頻繁な乗り降りに配慮するため腰へのサポート強化と乗用車同等サイズのシートフレームをフロントシートに採用。ドライバーへの身体への負担軽減に実現した。
また、ホンダの軽バンとしては初めて先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全タイプに標準装備。パッシブセーフティ面についても、軽量かつ高強度な素材を各所に配置することで衝突安全性能を高め、助手席ドアと左側スライドドアにはセンターピラーの機能を内蔵したドアインピラー構造を採用。ドアオープン時には、大きな開口部を実現しつつもドアクローズ時はピラー構造と同等の安全性能を確保している。
N-VANのメーカー希望小売価格(消費税込み)
N-VAN:126万7920~145万440円
N-VAN+STYLE:156万600~179万9280円