年間10万台予定を12万台に
三菱自動車は7日、インドネシアの乗用車生産拠点であるミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(ブカシ工場)で生産する次世代クロスオーバーMPV「エクスパンダー」の生産を拡大すると発表した。
2018年4月に輸出を開始したエクスパンダーは、2018年度に約10万台を生産する計画だった。しかし、各国から計画を上回る受注・要望が入ったことを受けて、20%増となる約12万台に増産することとなった。
ブカシ工場では、インドネシアの国内需要拡大と輸出開始にともない溶接や組み立て工程などの投資を実施。7月よりエクスパンダーの生産台数を月1万台に増産したが、さらなる生産能力向上を図る。また、インドネシア国内市場の需要を満たすとともに、輸出拡大による今後の更なる需要増に向け、2019年度におけるエクスパンダーの生産台数を15万台とするための生産能力向上を継続して行なう計画という。
三菱自動車の益子修CEOは、「インドネシアやASEAN市場のお客様に『エクスパンダー』が受け入れられていることを大変嬉しく思います。より多くのお客様にいち早く『エクスパンダー』をお届けできるよう、今後も尽力してまいります」とコメントした。
エクスパンダーは昨年8月に受注を開始して以来、インドネシアのユーザーに好評をもって迎えられていて、2018年6月末までの受注台数は8万台以上となっている。また、2018年3月にはインドネシアの販売台数ランキングで1位となったほか、自動車専門紙OTOMOTIF社からカー・オブ・ザ・イヤー2018を受賞している。