ディーゼル仕様3種、ガソリン仕様1種のすべてで適合
12月19日、ダイムラーは9月に発表した新型「メルセデス・ベンツGLE」に搭載するエンジンが、同クラスのモデルで初めて最新の排出ガス基準「ユーロ6d」に適合したことを発表した。
新型GLEに搭載するエンジンは今のところ、ディーゼルが3機種、ガソリンが1機種設定されている。ディーゼルは4気筒とふたつの6気筒があり、「GLE 300d 4マチック」には245ps/500Nmを発揮する2リッター直列4気筒ターボを、「GLE 350d 4マチック」には272ps/600Nmを発する3リッター直列6気筒ターボを、そして「GLE 400d 4マチック」には330ps/700Nmを引き出す3リッター直列6気筒ターボを搭載。一方ガソリンエンジン車は「GLE 450 4マチック」で、367ps/500Nmを発揮する3リッター直列6気筒ターボだ。
これら計4機種がすべて新しい排出ガス基準である「ユーロ6d」に適合した。たとえば「GLE 400d 4マチック」用の3リッターディーゼルは、排出ガスに含まれる窒素酸化物の量が、従来型と比べて1kmあたり20g低下し、最高14.3km/Lの燃費(欧州複合モード)とともに高い環境性能を実現しているという。
新型GLEにも、先に日本上陸を果たした新型Aクラスと同様にパーソナルアシスタンスシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」といった先進機能や技術が導入され、高水準の完成度を実現している。日本導入が待ち遠しい新世代メルセデスの1台だ。