2018年に約19万4000台を販売
1月25日、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)は、2018年にヨーロッパで販売された「フィアット500」が約19万4000台を数え、年間販売台数の新記録をマークしたことを発表。改めてフィアット500が根強い人気を獲得していることをアピールした。
日本でもたびたび特別限定モデルがリリースされているように、フィアット500は特別シリーズが頻繁に発売されていることも特色で、これが販売を成功に導いている秘訣だと同社は分析。特別シリーズの導入はこれまでに30以上にのぼるという。
フィアット500は現行型の登場から11年が経過した2018年においても、欧州11カ国のベストセラーモデル。世界累計販売は2007年から現在までで211万台に達している。1957年から1977年までに生産されたクラシックモデルの販売台数を加算すると、その数は600万台以上になるという。
ちなみに2018年は、初代の誕生から60周年を記念した特別モデル「ピアッジーナ‘58」を発売したほか、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に初代モデルが永久保存されることになるなど、話題に溢れた年だった。
単にクルマというだけでなく、ファッションやアートの分野でもその価値が認められたフィアット500。その人気はまだまだ衰えそうになさそうだ。