次世代EV用モジュラープラットフォームを採用
フォルクスワーゲンは3月17日まで開催中のジュネーブ・モーターショー2019で、電気自動車のコンセプトカー「I.D.バギー」を世界初披露した。
このコンセプトカーは、フォルクスワーゲンが1960〜1970年代に発売した「デューン・バギー」のリバイバルといえるモデル。デューン・バギーは当時のビートルをベースに作られ、ビーチなどでオープンエアドライブを楽しめるものだった。
今回発表されたI.D.バギーは、そのコンセプトを生かしつつ、同社の新世代EVプラットフォーム「MEB(モジュラー・エレクトリックドライブ・マトリックス)」が用いられている。
150kW(204ps)のモーターをリヤアクスルに搭載する後輪駆動が標準となるが、フロントアクスルにモーターを追加搭載して4WD仕様にすることもできる。キャビンは2シーターが基本だが、2+2に変更が可能だ。
今回のショーではバギーで披露された同社の次世代電気自動車「I.D.」。先述のようにモジュラープラットフォームを採用しているため、コンパクトクラスからサルーン、バン、SUVと、さまざまな形やサイズのモデルを作ることが可能となる。フォルクスワーゲンの促進するeモビリティ戦略は、このMEBによって本格的なものとなっていくようだ。