ステアリングはボトムVスポークデザインに
メルセデスベンツの中核を担う欧州Eセグメント・サルーン、「Eクラス」の改良新型最新プロトタイプを極寒のフィンランドでカメラが捉えた。またそのコックピットも初めて撮影に成功した。
キャビン内では、レジスターやセンターコンソールのレイアウトに変化は見られないが、ステアリングホイールに注目だ。サイドスポークはシャープに、そして内側に向かって角度の付いたボトムVスポークデザインとなった。これは現行モデルとは異なるデザイン、かつ同ブランドのラインアップにも見られないものだ。またセンターハブもかなりコンパクトになっており、デジタルクラスターの視認性が高められている。またダイヤルが排除された最新世代のタッチパッドが見れれるほか、MBUX最新バージョンの搭載も間違いないだろう。
エクステリアでは、謎だったテールライトの一部が初めて露出し、新グラフィックの一部が見えてきた。断定は出来ないが、最新のメルセデスモデルに見られる、トランクまで伸びたデザインの可能性がある。またクローズアップで捉えたホワイトの開発車両からは、新ヘッドライトユニットの一部も見てとれる。
パワートレインは、2L直列4気筒ターボの「E200」と「E250」、2L直列4気筒ディーゼルターボの「E220d」、そして2L直列4気筒ターボ+電気モーターの「E350e プラグインハイブリッド」がキャリーオーバーされるほか、3L直列6気筒+マイルドハイブリッドの「EQ Boost」が新設定される。これは現在ラインアップされている3L V型6気筒ツインターボ「E450」に代わるもので、最高出力は367psを発揮する。
セダンを始め、クーペ、ステーションワゴン、オールテレーンが一斉にフェイスリフトされるが、第一弾として今秋にも、セダンのワールドプレミアが予想されている。