まずはルノースポールの手になるGTから公開
2月22日、ルノーは新型「メガーヌ・エステート」をジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアすると発表した。ハッチバックボディの新型メガーヌは昨年9月のフランクフルト・モーターショーに出展されており、今回のワゴン版はまずスポーティモデルの「GT」が公開される。
外観で目を引くのは、なんといってもハッチバックと共通のCシェイプと呼ばれる特徴的な形状のLEDヘッドライトで、加えてエステートでは、ショルダーラインに沿ってDピラーまで続くクロームトリムによってエレガントな印象を与えている。その一方で、ハニカムメッシュのラジエターグリル、マット仕上げされたアルミルーフバーのダークカラー、クロームメッキエキゾーストパイプやディフューザー形状のリアボトムがスポーティな雰囲気を醸し出しているが、これらはルノースポールが開発に関与したGTモデル専用の装備となる。
もちろん走りにおいても、GTにはルノースポールのDNAが備わっている。4輪操舵システムの「4CONTROL」がそれだ。ルノーによればCセグメント・ワゴン初となるこの装備により、曲がりくねった道路でも正確かつ躍動的なハンドリングを楽しめるそうだ。
サイズに関してはまだ何も公表されていないが、少なくとも5人が快適にすごせる空間と広大な荷室を備えているとのこと。ハッチバックで提供される7インチのTFTディスプレイやBOSE製オーディオシステムといった装備も、おそらくはエステートにも採用されているはずだ。
発売時期に関してもやはり未公表。ハッチバックは2016年の早い時期に欧州で販売が開始されるそうなので、エステートも年内には発売されるものと思われる。