人気レストランのコーヒーやモーニングも
パリ、シャンゼリゼ通りのシトロエン本社ショールーム「C42」に、本国フランスで発売になったばかりのシトロエンE-メアリが登場した。E-メアリは2015年12月に発表された新型EVモデルで、1968年に登場したオフロードモデルのシトロエン・メアリを彷彿させる外観が特徴だ。
“時計仕掛けのオレンジ”、“グラン・ブルー”、“イエロー・サブマリン”、“ベージュ・デ・ジュール”という鮮やかな4色のボディカラーは、ひと足早い夏の到来を告げるようで、シトロエンはショールームの名称とかけて「E-メアリの展示スペースはもう42°Cになっています!」とアピール。C42ではこのニューモデルのデビューイベントとして、展示車を取り囲むように5台のスチールカメラを180度の範囲に設置し、E-メアリに乗り込んだ来場者をGIFアニメーション撮影するサービスを用意したほか、パリのレストラン「ル・レフェクトワール」によるモーニングメニューやランチ、午後のコーヒータイムなどが楽しめる「カフェ・アンドレ」も新設している。
E-メアリは仏ボロレ社のリチウムメタルポリマー電池によって最高出力68ps(50kW)の電気モーターを駆動し、最高速度は110km/h、航続距離は200km。2万5000ユーロ(約318万円)のバッテリー抜き車両価格に加え、月額79ユーロ(約1万円)のバッテリーパックをレンタルして利用する販売形態を採っているため、日本への正規導入はなさそうだ。
C42の営業時間は10:00から20:00(木曜から土曜は22:00まで)で年中無休。近々パリにお出かけになる方は、シャンゼリゼ通りのC42に立ち寄って、日本ではお目にかかれないE-メアリと、ひと足早い夏の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。