ウラカン・シリーズが販売を牽引
アウトモビリ・ランボルギーニは、全世界における2016年上半期の新車デリバリー台数が、同社史上初となる2013台を記録したと発表した。特に2016年6月期は416台にのぼり、同社史上最大の台数をマークしている。
これを受けて、アウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは次のようなコメントを発表した。
「スパイダーおよび後輪駆動バージョンをはじめとするウラカン・ファミリーの拡大が功を奏し、2016年上半期は記録的な売り上げを達成しました。ウラカンのみならず、アヴェンタドールの受注状況も好調を維持しており、前年度に引き続き今年度も売り上げ記録の更新を目指します」
2016年上半期に達成した2013台という数字は、前年同期比で7%増となるものだが、プレスリリースには「全世界の中でも最大の市場は、北米、日本、英国、中国およびドイツ」という一文が。ちなみに、ランボルギーニの主要マーケットはEMEA(欧州・中東・アフリカ)、アメリカ、アジア太平洋の3つに大別されるが、それぞれが全世界の売上高の約3分の1づつを占めるバランスのとれた配分となっているそうだ。
2016年上半期にデリバリーしたモデルの内訳は、ウラカン・シリーズが1370台、アヴェンタドール・シリーズが643台となっており、ウラカンの人気がこの記録を達成した大きな原動力となっている。
一方で、2016年上半期はニューモデルの話題も豊富だった。1月にはウラカン・スパイダーが初披露され、3月のジュネーブショーでは同社の創業者フェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年を記念した40台の限定車ランボルギーニ・チェンテナリオ、航空機にインスピレーションを得た250台限定のウラカン・アヴィオを発表。さらに、6月に英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、50台限定のアヴェンタドール・ミウラ・オマージュを世界初披露している。
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