レース仕様の空力性能ほぼそのまま!? 来年前半にはお披露目されるというウラカンの高性能版スーパーレジェーラの続報。カモフラージュされてはいるが、新しい空力形状のトレンドを取り入れたボディ形状はほぼ最終形だと考えられる。スーパーレジェーラ(イタリア語で「超軽量」)というネーミングの通り、標準車よりいっそうの軽量化が図られ、パワートレインはお馴染みの5.2リッターV10自然吸気だが、「RWDでもっとも機敏なランボ」のためのファインチューンにより、最大出力も620馬力へとややアップする予定だ。 もともとカーボンとアルミによる骨格であり、コントロールアームやサブフレームもアルミであるウラカンだが、よりスパルタンな内装などにより軽量化が図られるという。ランボルギーニは現在、常温高圧でカーボンシートを立体成型する新技術など新素材研究を進めており、もしかすると、そうした技術の一部が導入されるのかもしれない。 だがいちばんの注目はエアロルックだ。スクープ画像を見るに、レース仕様のウラカン・スーパートロフェオのカタチをロードカーに盛り込んだような大胆な形状だ。公道仕様のウラカンとしては初の大型リアウイングや、テールパイプを上方のセンター寄りに出して実現した2階建てリアディフューザー、低くシャープなリップを持つフロントエンドは見てくれだけでなく、きちんとダウンフォースが期待できそう。ウラカンのウリである、超高速レスポンスの可変減衰力ダンパーと大ダウンフォースの組合わせの妙が、スポーツドライビングの新境地を切り拓きそうな予感がする。 Text:Makoto TAKEHIRA Photo:Apollo News Service 全文を読む