さすがにインテリアもゴージャス!
10月25日、ダイムラーは新型ピックアップのコンセプトモデル「Mercedes-Benz Concept X-CLASS」を発表した。2017年後半にはメルセデス・ベンツX-Classとして、アルゼンチンやブラジルの南米、南アフリカ、オーストラリアやニュージーランドのオセアニア、欧州地区で市販される予定とのことだ。
メルセデス初のピックアップとなるX-Classは全高が1.9mにもなる巨大サイズで、ボディデザインはオンロード指向とオフロード指向の2タイプが公開されている。V6ディーゼルエンジンを搭載し、駆動系には4輪駆動の4MATICを採用。トラックらしくラダーフレームを使用し、積載量は1.1トン以上という。生産はルノー・日産との協力で行なわれるそうだ。
Concept X-CLASSは道具として扱うのは気が引けそうなスタイリッシュなエクステリアだが、インテリアも乗用車ライクで、ウッドパネルやナッパレザー、高解像度センターディスプレイなどが採用されている。まるっきりこのままで市販化されるのかは定かではないが、ピックアップ人気の高い米国で発売されないのは、思わず気を遣ってしまいそうな内外装や、そのためにおそらく低くはないだろう価格設定のためかもしれない。
ちなみに市販バージョンのX-Classが属するミッドサイズのピックアップは、オーストラリアが全市場の14.1%を占めて最大シェアで、次いでアルゼンチンが11.6%となっている。ともに左側通行で右ハンドルの国なので、右ハンドルが生産数の非常に大きい割合を占めるはずだが、日本にも導入されるのか? いまのところ可能性は低そうだが…。