新型「パナメーラ」にPHVを追加設定
9月、パリモーターショーで初公開した「パナメーラ4 Eハイブリッド」は、最新のプラグインハイブリッド(PHV)パワートレインによる優れた燃費性能が特徴です。そのメカニズムは、「パナメーラ4S」の2.9リッターV型6気筒ガソリンツインターボエンジンにモーターを組み合わせ、システム全体で462hpのパワーと71.4kg-mのトルクを引き出す高性能を実現しています。さらに、「Eパワーモード」で走行する際にはモーターだけで最大50㎞、最高140km/hという高性能を発揮します。欧州の新しい走行サイクル(NEDC)での燃費は40km/Lとされています。
新型「パナメーラ」にロング版を追加
11月に開かれたロサンゼルスモーターショーでは、パナメーラのロングホイールベース版である「エグゼクティブ」を初公開しました。エグゼクティブは、先代パナメーラにも用意されていたロングホイールベース仕様車です。後席乗員の快適性を重視する顧客に向けて、新型にもラインナップされました。通常モデルに対してホイールベースを150mm延長、すべて4WDとの組み合わせです。「パナメーラ4」「パナメーラ4S」「パナメーラ4 Eハイブリッド」「パナメーラ・ターボ」の4グレードで選択することができます。
ル・マン24時間レースを制覇、WECのタイトルも獲得
6月18-19日、フランスで開催された「ル・マン24時間耐久レース」において、ポルシェは通算18回目の総合優勝を成し遂げ、2016年のWECでもチャンピオンを獲得しました。
総括
ポルシェにSUVや4ドアセダンなんて…と言われていた時期もありましたが、いまや「カイエン」「マカン」は主力車種に成長し、「パナメーラ」もなくてはならない存在となりました。しかし今年は「718ボクスター」が人気モデルに躍り出たり、モータースポーツでも圧勝するなど、「やはりポルシェはこうでなくちゃ!」と実感する2016年でした。
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