居住性の改善が一目瞭然
次期BMW「1シリーズ」がエンジン横置きFF系プラットフォーム「UKL2」に移行することは周知の事実だが、このスクープ写真を見ると、これまでUKL2を採用してきたMINIクロスオーバーやBMW 2シリーズ・アクティブツアラー、X1に比べると、よりウエストラインの低い5ドアハッチバックボディなので、「改訂版」的なモジュールの最適化が行われているように見える。
現行1シリーズと比較するとキャビンの拡大やサイズアップしたリアドアなど、大幅な居住性の改善が次期モデルの特徴。もちろんFRを捨てることでフロアトンネルもなくなる。各部のサイズ感はVWゴルフやアウディA3に近いが、トレッドの広さや踏ん張り感のあるフロントフェンダーデザインによってプレミアム性を打ち出している。
パワートレインは3気筒および4気筒のガソリンとディーゼル、48V電装によるマイルドハイブリッドもラインナップされる模様。すでにUKL2採用の姉妹車にあるプラグインハイブリッド(PHV)も可能だろうが、スペース設計やコスト的にはやや厳しいはずだ。それよりも初物となる3気筒+マイルドハイブリッドの実力に期待したい。
パワフルなハイエンドモデルについては2.0リッター4気筒のハイチューン版は投入されるだろうが、もはや横置きFF系プラットフォームなので、3.0リッター直列6気筒モデルは1シリーズのラインナップから消えることになるだろう。
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Text:Makoto TAKEHIRA Photo:Apollo News Service
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