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武闘派ポルシェ筆頭、911GT3RSが進化!

自然吸気のフラット6は520psに到達

ポルシェは、911GT3RSをアップデート。3月に開催されるジュネーブ・ショーでワールドプレミアする。911GT3、911GT2RSに続き、この新型GT3RSの発表でポルシェは1年という短期間で3台のロードゴーイングレーサーを登場させたことになる。

 

その最大の特長は、新しい4リッターの自然吸気エンジンを採用したこと。最高出力は、先代やGT3用のユニット比で20psアップとなる520psを発揮。許容されるエンジン回転数は9000rpmという高回転型とあって、絶対的な速さだけでなくスポーツエンジンとしての面白さに一層の磨きがかかっていることは確実だ。一方、GT3ではMTが選べるが、こちらのトランスミッションはDCTの7速PDKのみのようだ。絶対的パフォーマンスも武闘派ポルシェに相応しいもの。0-100km/h加速はわずか3.2秒。最高速度は312km/hとアナウンスされている。

エクステリアは、911ベースのワイドボディにクラシカルな固定式リアスポイラーを組み合わせたスパルタンな仕立て。インテリアもカーボン製フルバケットシートや簡素な作りとなるドアパネル(開閉ハンドルをストラップにしたり物入れを収納ネットに簡略化するといったライトウェイトポルシェの常道だ)などでスポーツライクな仕立てに。新しい軽量リアリッドや使用量を減らした遮音材ともども、軽量化にも貢献している。

シャシーについては、すべてのアーム類がボールジョイントとなり正確にしてシャープなレスポンスを獲得。タイヤ&ホイールは、フロントが20インチの265/35、リアは21インチの325/30サイズを採用。例によってセンターロック式となるホイールは軽量な仕立ても特長のひとつになっている。

オプションについては、無償でクラブスポーツパッケージを設定。ロールバーや消火器、キルスイッチ用アダプター、6点式シートベルトが装備できるほか、さらに戦闘力を高められるヴァイザッハパッケージも選べる。こちらはシャシー、インテリア、エクステリアにカーボン部品を採用。マグネシウムホイールも選べるようになり、車重は1430kgにまで抑えられるという。

小野泰治

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