V8ツインターボは625psに
BMWは5月9日、新型M5の高性能モデルである「BMW M5コンペティション」を発表した。
4.4リッターV8ツインターボエンジンの最高出力は、標準モデルのM5用を25ps上回る625psを発揮。750Nmの最大トルクは標準モデルと同じだが、発生回転域が1800〜5800rpmとなり、高い方の回転域が200rpm広がっている。
0-100km/h加速タイムは標準モデルの3.4秒から0.1秒短縮した3.3秒を実現。ちなみに0-200km/h加速では0.3秒短縮した10.8秒をマークする。
サスペンションは標準モデルより7mmローダウンする専用設計。専用セッティングされたエンジンマウントと合わせて、ダイナミックなドライビングにおいても正確に制御できるハンドリングを実現した。
ホイールはY字スポークデザインのMライトアロイ。フロント275/35R20、リア285/35R20のタイヤサイズは標準モデルと変わらない。
内外装でもコンペティション独特の仕立てが見て取れる。キドニーグリルやサイドグリル、ミラーカバー、リアエプロンなどはハイグロスブラックにペイントされるほか、スポーツエキゾーストシステムはブラックのテールエンドパイプを組み合わせる。エンブレムも「M5 Competition」となる。
カーボンストラクチャーのダーククロームトリムを採用するインテリアでは、シートなどにメリノレザーが用いられたほか、専用のフロアマットやシートベルトを装備。メーターパネルには「M5 Competition」のグラフィックが表示される。