2020年の市販化に期待
2017年の東京モーターショーで日産が発表した100%電気自動車のコンセプトモデル「iMx」に関して、このほど市販化情報を入手。
予想CGを見ると、コンセプトモデルをベースとして、クーペライクなルーフはそのまま。フロントには「リーフ」の要素が採り入れられ、稲妻型のデイタイムランニングライトが内蔵されたヘッドライトがより洗練されてシャープな印象となっている。アンダーガードを備えたバンパーや、フロントからサイド、ボンネットにもエアインテークを配置させるなどエアロダイナミクス性能にもこだわりを発揮している。
2017年9月に発表したルノー・日産・三菱の「アライアンス2022」によれば、2022年までに12車種の100%EV発売と40車種への自動運転技術の搭載を目指し、さらに2022年末にはEVのプラットフォームとBセグメントのプラットフォームを追加することで、900万台以上の車両を4つの共通プラットフォームで生産するという。「iMx」はこのアライアンス第一弾のクロスオーバーSUVとなりそうだ。
パワーユニットは2基の高出力モーターを前後に搭載したツインモーター4WDで、最高出力435ps、最大トルクは700Nmを発揮。最新世代の「プロパイロット」も搭載し、大容量バッテリーで最長航続可能距離は500~600kmを実現するとみられる。
2019年の東京モーターショーで市販化に近いコンセプトモデルが発表となり、市販化は2020年が期待されている。