テクノロジー

ZFがモービルアイ社と共同で自動車向けの新世代カメラを開発

新世代の3眼車載カメラも

ドイツのメガサプライヤーである「ZF(ゼットエフ)」は、オランダのセンサー技術カンパニーの「モービルアイ」社と共同開発した自動運転機能を強化する車載用カメラ製品「S-Cam4」シリーズを発表した。

Scam4の単眼バージョンは、グローバルにますます厳しくなるNCAPのテスト基準適合に貢献する製品

歩行者や自転車を認識して緊急自動ブレーキを作動させる「S-Cam4」シリーズの単眼カメラは、ユーロNCAPなど安全テストの新基準に対応するもの。そして、長距離認識用の望遠レンズと広い視野を持つ広角レンズを追加して3つのレンズを備えた「TriCam4」は、先進の部分自動運転機能に対応する新世代製品である。

世界で12社を超える自動車メーカーに車載カメラを供給しているZFは、3つのレンズを備えるTri-cam4を含む新世代のS-Cam4シリーズを発表

ZFで先進運転支援(ADAS)部門を統括するアイネ・デナリ上席副社長は、「ZFとモービルアイが力を合わせて開発するカメラは、ドライバーや社会に大きな貢献ができます。自動運転に向けた進化をサポートしながら、事故防止にもつながる世界最先端のカメラ技術を常に提供できる事を嬉しく思います」とコメント。
また、モービルアイ社で先進開発&戦略担当するErez Dagan上席副社長は、「このプロジェクトは、モービルアイにとってADAS(先進運転支援技術)に関する長年のパートナーであるZFとのさらに新たな一歩です。新しい製品は、現状で最も厳しい安全基準に対応すると同時に、消費者のみなさまには価値のある半自動運転機能を提供します」と述べた。

ZFジャパン 

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