初代ジムニー LJ10
軽自動車唯一の4WDオフローダーとして、1970年4月にデビューしたのが初代ジムニー。型式はLJ10。エンジンは空冷2気筒の360ccで25PSを絞り出した。なお、この時代からジムニーはラダーフレーム、パートタイム4WD、リジットアクスルと、ジープ同様のシステムを採用。それまで専門的で高価だった4WDを一般ユーザーでも購入できるクルマとした。愛くるしいルックスにファンも多く、レストアして乗り続けているユーザーも少なくない。
ジムニー 初代 LJ10
2代目ジムニー SJ30
スクエアなボディの原型となったのが2代目ジムニーだ。登場は1981年5月。デザイン性と乗り心地を向上させつつ、カラーリングにもこだわって開発され、幅広いユーザーに受け入れられた大ヒットモデル。登場当時は水冷3気筒の360ccだったエンジンだが、マイナーチェンジ毎に550cc、660ccへと拡大。軽自動車の進化と共に大きな変ぼうを遂げだ。なお、新型にも採用されているクラムシェルフード後端のスリットは、このクルマの名残である。
ジムニー 2代目 SJ30
3代目ジムニー JB23
これまでの道具らしさに乗用車テイストを取り入れたのがJB23W。1989年10月に登場し、以来20年もの長きにわたり熟成を重ねた。2代目末期にはコイルスプリング化されていたが、フレームを一新し、より快適な走行性能を手に入れた。丸目ヘッドライトやフード一体型の縦型スロットグリルなど、ジムニーのアイコンを継承しつつも静粛性などにも注力。ファッションデザイナーの山本寛斎氏とのコラボモデルなども存在した。
ジムニー 3代目 JB23