ルノーのF1ドライバー、ヒュルケンベルグが開発に参加
7月19日、ルノーは新型メガーヌR.S.に、ハイパフォーマンス版となる「メガーヌR.S.トロフィー」を設定したと発表した。
新型メガーヌR.S.は、昨年の東京モーターショーでも披露され、近く日本に導入される予定。トロフィーは、先代型メガーヌR.S.にも設定されたモデルで、走りのパフォーマンスがさらなる高みへと引き上げられているのが特徴だ。
新型メガーヌR.S.トロフィーが搭載する1.8リッター直列4気筒ターボエンジンは、ターボチャージャーとエキゾーストシステムのチーニングなどにより300ps/420Nmを発揮。このスペックは標準モデルのメガーヌR.S.用を20ps/30Nm上回る。トランスミッションは、6速MTとデュアルクラッチのEDCの両方が設定される。
シャシーは「カップシャシー」が標準となり、トルセンの機械式リミテッドスリップディファレンシャルや複合素材を用いたディスクを採用したブレンボ製ブレーキシステム、19インチの特製軽量ホイール、ブリヂストンS001タイヤが組み合わされる。インテリアではアルカンターラを張るレカロ製スポーツシートが特徴的だ。
さて、そんな新型メガーヌR.S.トロフィーの開発には、ルノーのF1ドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグが参加したという。彼のコメントはこうだ。
「昨年からメガーヌR.S.の開発プロセスに携わってきましたが、さらにスポーティなバージョンがメガーヌ・ファミリーに加わったことを、とても嬉しく思います。新しいメガーヌR.S.トロフィーは、より高いパフォーマンスを実現しており、ドライビングフィールも上々です。スタンダードのメガーヌR.S.より明らかにパワフルで、タイヤのグリップも向上。ブレーキの耐久性も高まっています。新しいシートの座り心地も良好で、ドライビングがとても楽しいモデルに仕上がっています」